2015年7月26日
新着情報
創業の原点
一台の古い工業用ミシン
このミシンで私は育ててもらった。
子供のころは、夏休みになると
父母が仕事をしている作業場に行き、
布の切れ端を縫い合わせて何か作ったり、
お小遣いが欲しい時は、ボタン付けの手伝いをして
2個で1円 1日に何百個もつけていました。
自分のつけたボタンの商品を店頭で見つけた時
ものすごくうれしかったことを覚えています。
お陰で裁縫の技術は、小学校の時男子ながらクラスNO1でした。
10数年ぶりににミシンの前に座り、
タオルでアイスノン入れを作ろうと試みました。
上糸を順番通りにかけ、ボビンの回転する向きに注意を払い下糸を出し
膝でアームを上げ、ペダルを踏む・・・
小学校以来でしたが、体が覚えているもんですね。
たくさんあった、機械もいまや2台
ほとんどは会社を閉めた時に処分したのですが、
父が使ていたものと母が使っていたものの2台は残っています。
朝早くから夜中遅くまでミシンの音がしていた
そのお陰で今があります。
我が家の宝物です。
業種は違いますが、父母の思いを感じながら
こだわりを持って、いいものをお届けする
世の中で役に立てる仕事をしていくことが使命だと
命の原点を振り返りました。